NY展示のお知らせ-Tokyo Medical University for Rejected Women-
『Sputniko! ×Tomomi Nishizawa ”Tokyo Medical University for Rejected Women”』
〈205 Hudson Gallery「Refiguring the Future」〉
2018年8月大学医学部の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点し合格者数を抑えていたのが発覚した。
この日本の女性差別問題を背景に、アーティストのスプツニ子!× 西澤知美が設立したのが、東京減点女子医大(”Tokyo Medical University for Rejected Women”)なる架空の大学だ。
日本の医学界から排他された女子人材を集めた本学では、 日本の医療社会に鋭く問題提起する校長をスプツニ子!が、また組織・仕組みを設計デザインする理事を西澤知美が務める。
西澤知美はこの作品のコンセプトから作品の制作、デザインまでを勤めている
本学においては医療手術支援ロボット〈Frida〉を複数人の女子生徒が同時に操作し、日本の医療界が頑なに求め続ける「エリート男性ドクター」を作り上げる。 そしてそのエリート男性ドクターをドローンで世界中の病院に出荷し、出勤させる。 たとえ日本の医療から排他されようとも、自らの能力を発揮し社会に貢献するため、女性たちが男性ドクターを改造し出荷を続けていく様子を皮肉と風刺をこめて作品化するのが、この 『東京減点女子医大”Tokyo Medical University for Rejected Women”』なのである。
展示概要
『Sputniko! ×Tomomi Nishizawa ”Tokyo Medical University for Rejected Women”』
205 Hudson St. New York(入り口はCanal St. between Hudson & Greenwich Sts.)
TEL 1 212 772 4991。 13時~18時。入場無料。2019年2月8日~3月31日。